優勝した。
「運が良かった」としか表現できない結果で誰よりも自分が驚いている。
よく「運も実力のうち」とは言うが、不思議な事に結果は実力と必ずしもイコールでは無い。
しかしここで自分がいかにリミテッドが弱くてドラフトが下手でコンバットが苦手かを力説しても仕方がないので、分不相応な結果を素直に喜びたい。正直なところまだ実感は湧いていないのだけれども。
Day1
初日はシールド。シールド自体はタルキールが出た当初からMOでやり続けてたし、MOPTQもあったので数はこなしていた。
もちろんボムレアも欲しいが、何より欲しいのは特殊地形。デッキ全体のパワーが上がるし何より事故り辛くなる。
あとはその特殊地形に沿って変異を中心に強いカードを入れていけばいい…はず。
貰ったプールは特殊地形七枚と平均的だがなんと最強ボムと名高い風番いのロックが。他にもレアはモーフ界でも最強の名を争う真珠の達人や完全なる終りなど。
アブザンを中心に赤と青がタッチできればいいかなと思いながらカードを並べて試行錯誤を繰り返していきデッキが組みあがる。画像一枚目のアブザンアグロ。
なぜか3色に収まってしまった。あれだけ特殊地形が欲しいと言っていた男は5枚もの特殊地形を見捨ててたった2枚しか特殊地形を入れられない謎のアブザンアグロを組んでしまったのだ。
こういうジャイグロで押していく系のアブザンは稀に組んで、その時は偶然勝ててたからか自然にそういう形に寄って行ってしまった。
明らかに組み間違えた臭いを感じながらも構築時間も残り少なかったのでとりあえずこれで登録。まあロックいれば勝てるやろ。
2バイがあったのでその間に回したりしながらメインデッキでも勝てなくはなさそうだと解り一安心。一応相手が受け身のデッキになったサイド後用にこっちも重いコントロールを組む。(画像二枚目)
マンドリルは何か違うカードだった気が数るがよく覚えていない。2マナ域生物0の5cコン。ロックとタフネスが高い仲間たち。
結果は
(○○)×○○○○○○で8-1。
バイ明けの初戦でペアリングを見ると外人の名前が。GPで外人に当たることはちょくちょくあるが、聞いたことない名前だし日本語通じるといいなぁと思いながら席に向かうとフィーチャーのアナウンス。
本当に聞いたことなかったし、なんで呼ばれるかわからなかったので対戦相手に「Are you pro player?」 と尋ねると「I won GPマニラ last week」と返される。お、おう。
結果はカバレッジにもなっているが瞬殺。メインで白マナの無いハンドから白マナを引き込んでロックまでのベストムーブを決めたが勝てず。
途中コンバットで(僕視点では)かなり際どい盤面で一番嫌なブロックのされ方をしたりして「やっぱりうまいなぁ」なんて考えたりしていた。
初フィーチャーで呆気なく負けてしまい幸先の良い滑り出しとは言えなかったが、緊張はほぐれた。その甲斐あってかそのあと6連勝。メインデッキの勝率はいまいちだったが、サイド後のデッキが意外に強かった。
印象に残っているのは、X=5という微妙な悪逆の富が相手の5マナ域の変異3枚くらいを含むめくれ方して一気に盤面捲ったこと。
二日目進出をかけた8回戦で火口の爪を引かれたら負けの盤面でなんとか引かれなかったこと。
最終戦、相手のシディシのお陰で悪逆の富からのライブラリーアウト勝ちに繋がったし、最後弾幕を引かれたのに相手もお疲れで何故か撃たずに勝ったことなど。
二日目進出が決まった時に、周りの奴らが「やっと嘘悔いも二日目か、おめでとう!」とトップ8入ったみたいなレベルで祝ってくれたし(トップ8に入ったことはなかったんだけど)、93年勢として一緒にマジックをやっていたテドリと太陽も初の二日目に。
太陽が「俺は嘘悔いと二日目行けて泣きそうだったよ!」と言ってくれて、「嬉しいけどそこまでじゃないやろ笑」と思いながらもルンルンで焼肉を食べた。
Day2
ドラフト。こちらもMOで数をこなしてはいるが、勝ったり負けたり。3-0が続くときもあれば延々と二没するときもある。
卓のレベルにもよるが、二日目ともなれば8-4よりはレベルが高いだろうし2-1できれば良いかなぐらいの気持ちで。
ちなみに前にも書いたが、最近までリアルドラフトで3-0したことはなかった。(年末のテドリ家ドラフトで初3-0)
1st Draft
1-1はフェッチ、ジェスカイチャームスルタイの占い屋とある中から熊パン!
1-3で死の投下が来たのでスルタイ方向で行こうとするもスルタイのカードが来ず、坦々と土地を取る。
2パック目でヒカク、カマキリ、ズルゴと集まり、ジェスカイt黒でもマルドゥt青でも無い赤青白黒というデッキを目指す。
3パック目はとにかくクリーチャーと書いてあるカードをかき集め出来た紙束が画像三枚目。
色々な人にデッキ見せたら「レア強いし言うほど悪くないと思うよ」と言われたが、レアだけしか強くないし、ズルゴとか弱いシチュエーションもあるので上振れ0-3かなと諦め気味。
結果は上振れというのか世界の理が歪んで3-0。
総じてカマキリと土地が揃ってくれて、カマキリ無双が多かった。
3回戦目で相手が2ターン目に蔑みを打って返しにカマキリを引いたときはMOなら叫んでいた。多分このGPを通して最高のドロー。
2nd Draft
1敗で駆け抜けてきたので遂に一番ポッドに。同卓にはハノイさん、瀬畑さん、やまけんさん、行弘さんとそうそうたる顔ぶれ。なんかすごい所に座っているなぁなんてしみじみ考えながらドラフト。
1-1はジェスカイの隆盛。決めうつわけではないが、あわよくばジェスカイに行ったときには代わりの効かない強カード。
1-2でなんと砂塵波。上は決めうっているのかと考えつつありがたく頂戴。
僕は砂塵波を取った時はそのまま土地をかき集めて5cデッキに行くと決めていたのだが、いかんせん瀬畑さんが土地をガメていたようで全く土地が流れてこない。
あまりにも流れてこなかったので逆に諦めがついて潔くアブザンに。
やはり上は決めうっているのか、少なくともアブザンはやっていないようでアブザンチャームなど良いカードが集まっていく。
ただ僕自身アブザンをあまりドラフトしたことが無かったせいで、デッキの完成形が定まらなかった。砂塵波やアブザンチャームもあるし重めのアブザンを目指せばいいのか思ったが、ミンスさんの記事では白黒戦士t緑で紹介されていた気がする。
ぼんやりした方針のままバーランなどを取って戦士風のアブザンが完成。戦僧や軍備部隊、5/7の象など強いカードは集まっているが、問題はバーランを2枚も入れた割に軍属長が1枚。
結果はやまけんさん、瀬畑さんとあたって2-0。
やまけんさんとの試合はただ砂塵波が強くて勝ち。
瀬畑さんのデッキは5c変異で後手デッキだったので、こちらが殴る展開になって勝ち。
3回戦のマニラチャンプ以来、プロプレイヤーに当たっていなかったのでやまけんさんを倒せたのは勢いに繋がったと思う。
やまけんさんに負けていたら、結局強い人にはかなわんのかとなっていただろう。
最終戦はIDして13-1-1でトップ8確。結果的に1位抜け。
この会場で一番勢いがあると自負してたら、IDした相手が「僕0byeで初戦負けから13連勝なんです!」と言っていて上位互換のバケモンおるやん、となる。
「お前がトップ8とか信じらんねーよ!あの嘘悔いが!?」と煽り半分応援半分のコメントを皆さんからもらいながら決勝ドラフトへ。
1位抜けだったのでピックがニコ生で流れることに。あとはニコ生を見てもらえればローリーさんの解説もあってわかりやすいと思う。
1-1で頭巾被りのハイドラ、1-2でフェニックス!
もともと赤緑系は勝率が良く狙っていたのでここで来たかとテンションが上がる。
しかし流れが良くなくて他に明確に違う氏族を目指せそうなカードも無かったので土地を取る。1-4で青黒土地を取った時はどうなっても知らんぞって感じであった。
上でも言ったが、砂塵波みたいなボムレアから5cは何回かやったことがあったけれど、いかんせん今回はそのボムレアが無い。ハイドラやフェニックスはボムレアだが色拘束が厳しいし大丈夫かな…と思いながらも僕にできることはレアが流れてくることを信じて土地と変異をかき集める。1パック目の最後の方で取った強大化は、デッキが弱くなりそうだったのでサドンデス手段を入れておきたかった。
結果的に3パック目でパックからヒカクの技、そのあとカマキリ、アブザンの隆盛、内向きの目の賢者と流れてきてジェスカイt緑黒となる。
ドラフト終了時点では本気で「デッキ弱すぎて話にならんし、こんな気まぐれピックにニコ生の時間を使ってしまって申し訳ない」と思っていた。
幸い1位抜けで先手が決まっていたので、2マナ域生物2枚の構成も、数多の変異もまだ許されるかなと。
そんで詳しくはカバレッジを見てもらえればわかると思うけれど。
準々決勝の山口さんとの試合では、2枚しかない2マナ域の壁を引き、4マナ以下で2/2を一方的に殺せる唯一のカード遠射兵団を引いて谷を駆ける者を止めて勝ち。
3本目は悪寒連打からのアグロプランが決まって勝ち。
準決は瀬畑さんが1本目5マナまで伸びず、2本目はその反動か土地しか引かなくて勝ち。
決勝は相手のボウシュウさんがうまかったんだけど、こっちのレアのほうが強くて勝ち。
3-0。
決勝ドラフトはこっちが先手だったこともあって終始攻める展開でやりやすかった。
正直何一つうまいプレイみたいなこともしていないし、マナを使い切りながらハンドにあるスペルを唱えていただけである。
決勝ではボウシュウさんがバラマキモーフでブラフアタックをしてきて僕は接死だと思ってスルーし続けたし、あえて変異生物をチャンプブロックすることでテンポアドを稼がれた。(ローリーさんに言われて初めて面倒くさいプレイだったなと気付いた)
本当ならばそのブラフアタックで稼いだ数点や、チャンプブロックで稼いだテンポが終盤に活きて・・・となるのだが、ただただレアが強くて勝ってしまったといった感じである。
そんなかんじで優勝。
フィーチャー負けから14連勝だった。祈るようにドローして、ハンドにあるスペルを坦々と唱えていたら優勝していた。
僕を知っている人なら、僕がどれだけリミテッドが弱いかを解かっていると思うし、あと1000回GPをやっても僕が優勝することはないだろう。多分誰よりも自分自身が驚いている。空前絶後のラッキーパンチだ。
MOPTQを抜けた時はマジックへの向き合い方とかいろいろ考えたが、今回はあまりそういうことも考えなかった。まだ実感が湧いてないだけかもしれない。
今回実感したのはマジックにおいて関わってきた人達の存在だ。
MOPTQを勝った時は家で一人だったが、今回勝った瞬間会場に残ってくれていた友人たちは歓声を上げて喜んでくれたし、胴上げまでしてくれた(胴上げはしなくていいって言ったのに)。
それに本当に多くの人からおめでとうメッセージをいただいた。93年勢、吉アメの人、PWCで知り合った人、京都に来てから知り合った京都勢を始めとする関西の方々、はま屋の方々などなど。嬉しい限りである。吉祥寺の人からは始まる前に「勝つなよww」ってメールが来ていたけれども笑。
優勝したことに実感はないが、これだけ多くの人が祝福してくれた事が嬉しかったし、まるで自分の事の様に喜んでくれている人もいて僕までさらに嬉しくなった。みなさん本当にありがとうございます。
少し余談になるけれど、吉祥寺アメニティーをホームショップと度々言っておきながら、ニコ生の時に言ってなくてすんません。
それ言うのを前から目標にしていたのに、いざ言えるタイミングになって忘れてました笑。今度機会があったら絶対言います!
そんな感じで最高の週末となった。
まだ一度も行ってないが、幸運にも二度目のPTの権利を得られたわけで、来月のワシントンのPTも少しは頑張ろうかなという気持ちになった。ぼちぼちモダンもやっていきたいです。
ではそんなところでノシ
「運が良かった」としか表現できない結果で誰よりも自分が驚いている。
よく「運も実力のうち」とは言うが、不思議な事に結果は実力と必ずしもイコールでは無い。
しかしここで自分がいかにリミテッドが弱くてドラフトが下手でコンバットが苦手かを力説しても仕方がないので、分不相応な結果を素直に喜びたい。正直なところまだ実感は湧いていないのだけれども。
Day1
初日はシールド。シールド自体はタルキールが出た当初からMOでやり続けてたし、MOPTQもあったので数はこなしていた。
もちろんボムレアも欲しいが、何より欲しいのは特殊地形。デッキ全体のパワーが上がるし何より事故り辛くなる。
あとはその特殊地形に沿って変異を中心に強いカードを入れていけばいい…はず。
貰ったプールは特殊地形七枚と平均的だがなんと最強ボムと名高い風番いのロックが。他にもレアはモーフ界でも最強の名を争う真珠の達人や完全なる終りなど。
アブザンを中心に赤と青がタッチできればいいかなと思いながらカードを並べて試行錯誤を繰り返していきデッキが組みあがる。画像一枚目のアブザンアグロ。
なぜか3色に収まってしまった。あれだけ特殊地形が欲しいと言っていた男は5枚もの特殊地形を見捨ててたった2枚しか特殊地形を入れられない謎のアブザンアグロを組んでしまったのだ。
こういうジャイグロで押していく系のアブザンは稀に組んで、その時は偶然勝ててたからか自然にそういう形に寄って行ってしまった。
明らかに組み間違えた臭いを感じながらも構築時間も残り少なかったのでとりあえずこれで登録。まあロックいれば勝てるやろ。
2バイがあったのでその間に回したりしながらメインデッキでも勝てなくはなさそうだと解り一安心。一応相手が受け身のデッキになったサイド後用にこっちも重いコントロールを組む。(画像二枚目)
マンドリルは何か違うカードだった気が数るがよく覚えていない。2マナ域生物0の5cコン。ロックとタフネスが高い仲間たち。
結果は
(○○)×○○○○○○で8-1。
バイ明けの初戦でペアリングを見ると外人の名前が。GPで外人に当たることはちょくちょくあるが、聞いたことない名前だし日本語通じるといいなぁと思いながら席に向かうとフィーチャーのアナウンス。
本当に聞いたことなかったし、なんで呼ばれるかわからなかったので対戦相手に「Are you pro player?」 と尋ねると「I won GPマニラ last week」と返される。お、おう。
結果はカバレッジにもなっているが瞬殺。メインで白マナの無いハンドから白マナを引き込んでロックまでのベストムーブを決めたが勝てず。
途中コンバットで(僕視点では)かなり際どい盤面で一番嫌なブロックのされ方をしたりして「やっぱりうまいなぁ」なんて考えたりしていた。
初フィーチャーで呆気なく負けてしまい幸先の良い滑り出しとは言えなかったが、緊張はほぐれた。その甲斐あってかそのあと6連勝。メインデッキの勝率はいまいちだったが、サイド後のデッキが意外に強かった。
印象に残っているのは、X=5という微妙な悪逆の富が相手の5マナ域の変異3枚くらいを含むめくれ方して一気に盤面捲ったこと。
二日目進出をかけた8回戦で火口の爪を引かれたら負けの盤面でなんとか引かれなかったこと。
最終戦、相手のシディシのお陰で悪逆の富からのライブラリーアウト勝ちに繋がったし、最後弾幕を引かれたのに相手もお疲れで何故か撃たずに勝ったことなど。
二日目進出が決まった時に、周りの奴らが「やっと嘘悔いも二日目か、おめでとう!」とトップ8入ったみたいなレベルで祝ってくれたし(トップ8に入ったことはなかったんだけど)、93年勢として一緒にマジックをやっていたテドリと太陽も初の二日目に。
太陽が「俺は嘘悔いと二日目行けて泣きそうだったよ!」と言ってくれて、「嬉しいけどそこまでじゃないやろ笑」と思いながらもルンルンで焼肉を食べた。
Day2
ドラフト。こちらもMOで数をこなしてはいるが、勝ったり負けたり。3-0が続くときもあれば延々と二没するときもある。
卓のレベルにもよるが、二日目ともなれば8-4よりはレベルが高いだろうし2-1できれば良いかなぐらいの気持ちで。
ちなみに前にも書いたが、最近までリアルドラフトで3-0したことはなかった。(年末のテドリ家ドラフトで初3-0)
1st Draft
1-1はフェッチ、ジェスカイチャームスルタイの占い屋とある中から熊パン!
1-3で死の投下が来たのでスルタイ方向で行こうとするもスルタイのカードが来ず、坦々と土地を取る。
2パック目でヒカク、カマキリ、ズルゴと集まり、ジェスカイt黒でもマルドゥt青でも無い赤青白黒というデッキを目指す。
3パック目はとにかくクリーチャーと書いてあるカードをかき集め出来た紙束が画像三枚目。
色々な人にデッキ見せたら「レア強いし言うほど悪くないと思うよ」と言われたが、レアだけしか強くないし、ズルゴとか弱いシチュエーションもあるので上振れ0-3かなと諦め気味。
結果は上振れというのか世界の理が歪んで3-0。
総じてカマキリと土地が揃ってくれて、カマキリ無双が多かった。
3回戦目で相手が2ターン目に蔑みを打って返しにカマキリを引いたときはMOなら叫んでいた。多分このGPを通して最高のドロー。
2nd Draft
1敗で駆け抜けてきたので遂に一番ポッドに。同卓にはハノイさん、瀬畑さん、やまけんさん、行弘さんとそうそうたる顔ぶれ。なんかすごい所に座っているなぁなんてしみじみ考えながらドラフト。
1-1はジェスカイの隆盛。決めうつわけではないが、あわよくばジェスカイに行ったときには代わりの効かない強カード。
1-2でなんと砂塵波。上は決めうっているのかと考えつつありがたく頂戴。
僕は砂塵波を取った時はそのまま土地をかき集めて5cデッキに行くと決めていたのだが、いかんせん瀬畑さんが土地をガメていたようで全く土地が流れてこない。
あまりにも流れてこなかったので逆に諦めがついて潔くアブザンに。
やはり上は決めうっているのか、少なくともアブザンはやっていないようでアブザンチャームなど良いカードが集まっていく。
ただ僕自身アブザンをあまりドラフトしたことが無かったせいで、デッキの完成形が定まらなかった。砂塵波やアブザンチャームもあるし重めのアブザンを目指せばいいのか思ったが、ミンスさんの記事では白黒戦士t緑で紹介されていた気がする。
ぼんやりした方針のままバーランなどを取って戦士風のアブザンが完成。戦僧や軍備部隊、5/7の象など強いカードは集まっているが、問題はバーランを2枚も入れた割に軍属長が1枚。
結果はやまけんさん、瀬畑さんとあたって2-0。
やまけんさんとの試合はただ砂塵波が強くて勝ち。
瀬畑さんのデッキは5c変異で後手デッキだったので、こちらが殴る展開になって勝ち。
3回戦のマニラチャンプ以来、プロプレイヤーに当たっていなかったのでやまけんさんを倒せたのは勢いに繋がったと思う。
やまけんさんに負けていたら、結局強い人にはかなわんのかとなっていただろう。
最終戦はIDして13-1-1でトップ8確。結果的に1位抜け。
この会場で一番勢いがあると自負してたら、IDした相手が「僕0byeで初戦負けから13連勝なんです!」と言っていて上位互換のバケモンおるやん、となる。
「お前がトップ8とか信じらんねーよ!あの嘘悔いが!?」と煽り半分応援半分のコメントを皆さんからもらいながら決勝ドラフトへ。
1位抜けだったのでピックがニコ生で流れることに。あとはニコ生を見てもらえればローリーさんの解説もあってわかりやすいと思う。
1-1で頭巾被りのハイドラ、1-2でフェニックス!
もともと赤緑系は勝率が良く狙っていたのでここで来たかとテンションが上がる。
しかし流れが良くなくて他に明確に違う氏族を目指せそうなカードも無かったので土地を取る。1-4で青黒土地を取った時はどうなっても知らんぞって感じであった。
上でも言ったが、砂塵波みたいなボムレアから5cは何回かやったことがあったけれど、いかんせん今回はそのボムレアが無い。ハイドラやフェニックスはボムレアだが色拘束が厳しいし大丈夫かな…と思いながらも僕にできることはレアが流れてくることを信じて土地と変異をかき集める。1パック目の最後の方で取った強大化は、デッキが弱くなりそうだったのでサドンデス手段を入れておきたかった。
結果的に3パック目でパックからヒカクの技、そのあとカマキリ、アブザンの隆盛、内向きの目の賢者と流れてきてジェスカイt緑黒となる。
ドラフト終了時点では本気で「デッキ弱すぎて話にならんし、こんな気まぐれピックにニコ生の時間を使ってしまって申し訳ない」と思っていた。
幸い1位抜けで先手が決まっていたので、2マナ域生物2枚の構成も、数多の変異もまだ許されるかなと。
そんで詳しくはカバレッジを見てもらえればわかると思うけれど。
準々決勝の山口さんとの試合では、2枚しかない2マナ域の壁を引き、4マナ以下で2/2を一方的に殺せる唯一のカード遠射兵団を引いて谷を駆ける者を止めて勝ち。
3本目は悪寒連打からのアグロプランが決まって勝ち。
準決は瀬畑さんが1本目5マナまで伸びず、2本目はその反動か土地しか引かなくて勝ち。
決勝は相手のボウシュウさんがうまかったんだけど、こっちのレアのほうが強くて勝ち。
3-0。
決勝ドラフトはこっちが先手だったこともあって終始攻める展開でやりやすかった。
正直何一つうまいプレイみたいなこともしていないし、マナを使い切りながらハンドにあるスペルを唱えていただけである。
決勝ではボウシュウさんがバラマキモーフでブラフアタックをしてきて僕は接死だと思ってスルーし続けたし、あえて変異生物をチャンプブロックすることでテンポアドを稼がれた。(ローリーさんに言われて初めて面倒くさいプレイだったなと気付いた)
本当ならばそのブラフアタックで稼いだ数点や、チャンプブロックで稼いだテンポが終盤に活きて・・・となるのだが、ただただレアが強くて勝ってしまったといった感じである。
そんなかんじで優勝。
フィーチャー負けから14連勝だった。祈るようにドローして、ハンドにあるスペルを坦々と唱えていたら優勝していた。
僕を知っている人なら、僕がどれだけリミテッドが弱いかを解かっていると思うし、あと1000回GPをやっても僕が優勝することはないだろう。多分誰よりも自分自身が驚いている。空前絶後のラッキーパンチだ。
MOPTQを抜けた時はマジックへの向き合い方とかいろいろ考えたが、今回はあまりそういうことも考えなかった。まだ実感が湧いてないだけかもしれない。
今回実感したのはマジックにおいて関わってきた人達の存在だ。
MOPTQを勝った時は家で一人だったが、今回勝った瞬間会場に残ってくれていた友人たちは歓声を上げて喜んでくれたし、胴上げまでしてくれた(胴上げはしなくていいって言ったのに)。
それに本当に多くの人からおめでとうメッセージをいただいた。93年勢、吉アメの人、PWCで知り合った人、京都に来てから知り合った京都勢を始めとする関西の方々、はま屋の方々などなど。嬉しい限りである。吉祥寺の人からは始まる前に「勝つなよww」ってメールが来ていたけれども笑。
優勝したことに実感はないが、これだけ多くの人が祝福してくれた事が嬉しかったし、まるで自分の事の様に喜んでくれている人もいて僕までさらに嬉しくなった。みなさん本当にありがとうございます。
少し余談になるけれど、吉祥寺アメニティーをホームショップと度々言っておきながら、ニコ生の時に言ってなくてすんません。
それ言うのを前から目標にしていたのに、いざ言えるタイミングになって忘れてました笑。今度機会があったら絶対言います!
そんな感じで最高の週末となった。
まだ一度も行ってないが、幸運にも二度目のPTの権利を得られたわけで、来月のワシントンのPTも少しは頑張ろうかなという気持ちになった。ぼちぼちモダンもやっていきたいです。
ではそんなところでノシ
コメント
GPチャンプとドラフトしたいんで今度お願いします。
今までgp出る度に二人で初日ポンしてただけあって二人で抜けたときはマジで泣きそうになったし、今回の嘘悔いの優勝は嬉しくも悔しくもあるわ!
せっかく嘘悔いが二回連続で権利あることだしなんとかpt一緒に行けるように頑張ります!!
おめでとう!
ありがとうございます。カモられないように練習しておきます^^
是非今度ドラフトしましょう!
>たいよー
たいよーが俺と一緒に抜けられた事に対してあんなに喜ぶと思ってなかったからびっくりした笑。もちろん俺もうれしかったけど。
これからも腐るほどチャンスはあるしお互い頑張っていこう!
>らたさん
お久しぶりです!静岡いらっしゃいました?会わなかったですよね。
そしてありがとうございます!ラッキーすぎました笑
またどこかでマジックしましょう!
>大明神さん
ありがとうございます!吉祥寺の方々の応援はかなり励みになりました。
東京戻った時は吉祥寺行くようにしてるんで、また暇なときにでも遊んでいただけると嬉しいです!
>ごぉよんさん
僕は山形家じゃないんで^^ 独立してるんで^^
それはさておきありがとうございます!PTもやれるだけのことはやろうと思います。
ありがとう。しみぞーもがんばるのじゃぞ^^
>Taigaさん
ありがとうございます!ラッキーマンでした。
>Yuutaさん
ありがとうございます!
懐かしいですね。あれはエスパー杯でした。初めてフライデー以外の大会に出たときですね。
DNをちょうど僕も始めたころで、知り合いが増えたことがうれしかったのを覚えています。
また関東でのマジックやGPで会えるのを楽しみにしています!
>ファッカーさん
あざまーす!!バカヅキでした。PTも楽しんできます!
(ピック見てて「地上げ屋かな?」とか思ったのは秘密)
あざます!ピック中はやらかした気持ちでいっぱいでした笑
やっぱり太陽と同じベッドに寝たのが良かったです^^
PTがんばれー!
ありがとうございます!せっかくの機会なんでベストを尽くします!
>うーちゃんさん
あざーっす!
正直しのプロはPT勝てる気はしないのですが、行く以上はがんばります!